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最初の依頼は苦情から

依頼をいただいたのは、高齢のお母様と同居する娘さんから

「ディとヘルパーを利用しているんだけど、ディには行きたがらない、ヘルパーさんも一部の人が嫌だと言っている、ケアマネージャーに言っても、ディも変えてくれない、ヘルパーも変わらないので、利用回数を減らして保険外サービスを試してみたい」

ここからサービスが始まりました

現在の状態を会って確認

次の日の夜に自宅へお邪魔し、面接し、以下のことを聞きました

  • 杖があれば歩行可能
  • 押し車があれば長い距離も歩ける
  • 最近病院へ行き、認知症はないとは言われたが、年相応の物忘れはあるとのこと
  • 歌は嫌い
  • 景色や花を見たり育てたりするのが好き
  • 耳が遠い
  • 人の悪口は言うのも聞くのも嫌い
  • 食べ物の好き嫌いはない

    ディとヘルパーの何が嫌なのか?

    「ディサービスは楽しいですか?」
    「ヘルパーさん、色々とやってくださってるみたいですね」

    と話したところ、こんな言葉が・・・

    「みんなよくやってくれるけど、みんなで同じ歌を歌いたくないのに歌って、歌わないと先生(職員)がそばに来て『さぁ、歌って』とせかしてくるし、ヘルパーさんが来ても何にも喋ってくれずに淡々とその辺を掃除して帰ってく」

    と寂しそうに話されました

    娘さんにケアマネージャーさんに相談したかを聞くと、相談はしたが、慣れるまで辛抱しましょうと言われ半年以上が経過したそうです

    他のディサービスを娘さんが見に行って、よさそうなところを見つけたので、ケアマネージャーさんにディサービス事業所の変更を申し出たところ、「今行ってるディは、私も敷地内にいるし、何かあればショートスティや特養も利用できるから」と言われて、変えてもらえない

    ヘルパーさんも「あぁいう人だから、そんな選んでたらどこも行けなくなりますよ」と言われたそうです

    今の介護保険制度は自己選択と自己決定は当たり前

    • 今は介護保険制度だけではなく、ありとあらゆる場面で消費者となる方が選択して決定できる権利があります

    このケアマネージャーさんが言った言葉の背景にあるのは

    • 担当利用者を減らさないための囲い込み

    ではないかと娘さんも勘ぐっています
    私は私の介護に対しての思いを伝え、いくつか提案を出しました

    • 介護保険外サービスを利用することについてケアマネージャーに伝えるか伝えないかは娘さんにお任せする
    • 介護保険外サービスで何を求められるかは本人の思いを一番に置いて決める
    • サービスを減らした場合はその穴を幸が定期で入って埋める

    その日はここまでを話し、サービスを利用するかということと、曜日、時間を考えてもらうよう伝えました

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    娘さんからの連絡

    お会いしてから2日後に娘さんから電話がありました

    自宅でもう少し生活する時間を増やしたいので、週3日のディを2日に、週2回(1時間)のヘルパーさんを1回に減らすので、そこに入ってもらいたいとのことでした

    ご家族様、本人へのヒアリング

    再度、ご自宅へ訪問して、特にディを減らした1日をどう過ごすかを話し合いました
    娘さんからは「母の好きなようにしてやってほしい」と言われましたので、本人の希望を軸にして進めていくことにして決まったのはこちら

    • 毎回どこかへ遊びに行ってお昼ご飯は外食がしたい
    • 買い物に行きたい

    でした

    その理由を聞くと、ほとんどが自宅での生活、やっと外に出たと思っても、ディサービスでやりたくないことをやるのがしんどいとのこと

    そこで次の週からサービスが始まりました

    行き先はその日に話して決める

    とある日の朝9時
    この日はあらかじめ、買い物に行くということだけを決めていました

    • 買い物に行く
    • 昼食を一緒に食べる
    • 服薬の見守り
    • 買った物を冷蔵庫に収納

    家に着くと、着替えも全て終えており、もうご家族様はいませんでした
    挨拶を済ませて、まずはどこに買い物に行くかを話し合いました
    いつも行っているショッピングセンター以外に3つの選択肢と、それぞれの特徴を伝えて行ったことのない2カ所を回ることに

    お昼ご飯はお蕎麦を食べたいとの要望がありましたので、これは以前行かれて美味しかったというところへ行くことが決まりました

    幸の準備は万全に

    買い物と昼食ということは事前に決まっていたので、幸が準備する物は何があるかと考えていました
    買い物の途中でお昼ご飯になるかもと思い、そんなときに、冷凍物や冷蔵物を入れられるように釣りで使用している6面真空のクーラーボックスに保冷剤を入れてを持って行きました

    ここで釣り道具が役に立つとは・・・

    買い物へ出発!!

    買い物の周り方は本人主体です
    私はあくまでも補助で、常にそばにお付きとして存在します
    1カ所目を周り、肉、魚、野菜等ある程度の物を買いそろえられたようです
    2カ所目では1カ所目で買わなかったお刺身を購入されました

    何でも、お刺身が新鮮で美味しいと聞いていたお店で買いたかったようです
    お目当てのマグロのお刺身を購入してとても笑顔が見られました

    お昼ご飯はおそば屋さんで

    買い物で2件回ったところで、お昼近くになり、食事のため、お目当てのおそば屋さんへ

    行ったところは美濃市の【まきぼう】というお店でした

    手打ちのおそば屋さんで天ぷらとお蕎麦のセットを食べました

    服薬の見守りと食事量を確認して自宅へ

    昼食後の服薬の確認と食事量の確認をして店を出ました
    一路、自宅へ向かい、買い物をした物を冷蔵庫へ収納し、落ち着いたのが14時
    世間話をしながら、残りの1時間で窓ふき、台所の掃除をして15時になった時に娘さんが帰ってこられました

    行き先と買い物をした品物を確認していただき、本人に今日の感想を聞いて下さいました

    私は粗方の話しをして、会計を済ませて帰宅しました

    定期サービスに切り替わり

    その夜、娘さんから電話がありました
    今日のお礼とお願いがあると・・・

    ディサービスとヘルパーを減らすので、定期で1週間に1回、今回と同じように入ってもらいたいとのことでした

    金額的には負担が大きくなることを心配していることを伝えたところ、それでもいいので、お願いします、母がこんなに喜んだのは久しぶりですと嬉しいことを言ってくださいました

    定期になると少し割り引きも効かせたいので、プランと見積もりを作るので見て下さいとお願いし、後日持って行くことが決まりました

    誰にも言えないサービス

    娘様からはやはりケアマネージャーには言ってほしくないとのことでしたので、言ってませんが、実は、他の方でもケアマネージャーさんには内緒でという方も何人かおられます

    なんとも言葉にし難いですが、これも人対人の合う合わないもあるのでしょうがないのかな・・・

    ただ、制度よりも制度外を選んでくれたことは本当に嬉しかったです

    今後も介護保険制度よりも柔軟なサービスができるということを理解していただき、どちらのサービスも上手に利用していただきたくために啓蒙活動をしていこうと思います

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